姫リンゴ 植え替え & 根伏せ
3月に入り、気温が上昇してきたので植え替えと根伏せをやっていこうと思います。
実施日は 3月4日です。
姫リンゴの増やし方は、実生、接ぎ木などでも可能ですが、今回は植え替えで出る根を利用して根伏せで増やしていきたいと思います。
根伏せは実生から育てるより、早く盆栽として形にすることができるメリットがあります。
なお、海棠などに接ぎ木された姫リンゴは、根伏せしても姫リンゴにはならないので注意が必要です。
姫リンゴ 植え替え
まずは、植え替え作業からです。
鉢から、取り出し土を丁寧に落としていきます。
太い根を根伏せで利用するので、根を傷めないように注意してください。
大まかに土を落とせたら、下の方の細長い根は切り詰めます。
太い根は長めに切り取り、根伏せとして水につけておきます。
元の、ヒメリンゴは切り詰めた分少しだけ浅い鉢に植え替えます。
以前使っていた土は、使用しない方が良いです。(天日干しすれば再利用可能ですが、時間がかかるので新しい土を使用。)
新しい土の上に乗せ、針金で固定します。
固定できれば、土を敷きこんで完成です。
姫リンゴ 根伏せ
続いて、根伏せの方に作業を移します。
バケツなどに入れ、水を吸い込ませた根を取り出し、10~15センチ程度の長さに切り取ります。
先端部を、上に向け土をかぶせていきます。
このとき、先端部は1cm程度は、地表から出しておきます。
土に水を与え根の乾燥を防ぎます。
次に、ミズゴケで表面を覆います。
後は、ミズゴケの上から、水遣りを十分行い作業終了です。
その後の経過
令和3年10月撮影です。
一つだけですが、根ついて育っています。